9月20日の判決 鬼嫁に生活費はあげません❗️
大阪高等裁判所平成25年9月20日決定 別居していた夫と再同居した妻が再度別居し,夫に対し,婚姻費用の支払いを求めた事案の抗告審。 事案の概要 (1) 妻(昭和28年○月○日生)と夫(昭和23年○月○日生)は,昭和49年12月5日に婚姻し,その間に昭和54年10月に長女,...
9月19日の判決 DVで再度の退去命令が認められた事例
福岡高等裁判所平成25年9月19日決定 考察 DV被害のとき,裁判所に保護命令を求めますが,保護命令には,次の5種類があります。 なお,(3)の子への接近禁止命令,(4)の親族等への接近禁止命令,(5)の電話等禁止命令は,必要な場面に応じて被害者本人への接近禁止命令の実効性を確保する付随的な制度です...
9月17日の判決 非常上告過ちては改むるに憚ることなかれ。
最高裁判所第3小法廷平成25年9月17日判決 道路交通法違反被告事件に係る略式命令に対する非常上告事件 非常上告とは、刑事訴訟における確定判決について、その事件の審判が法令に違反したことを理由として、検事総長が、最高裁判所に対して、その違法の是正を求める申立て(刑事訴訟法454条)。...
9月16日の判決 鍼灸師に乳がんの有無を調べろというのは酷です。
東京地方裁判所平成22年9月16日判決 事案の概要 鍼灸院で施療を受けていた患者が,乳がんに罹患し,死亡したことについて,患者の相続人が,鍼灸師には,患者が乳がんに罹患している可能性を認識しながら,直ちに施療を中止して,乳がんの専門医による診断,治療を促すべき注意義務を怠った過失があ...
マスコミでよく取り上げられる痴漢えん罪事件
これに巻き込まれないように 弁護士7人が考えた「電車内で痴漢に間違えられないためにとるべき行動」 にコメントしました。 ご覧いただければ幸甚です。 ついでに,「いいね」お願いします。 簡単な方法として、女性に近づかないのが一番です。従って、間違っても女性専用車両には乗ってはいけません。 痴漢に間違わ...
9月15日の判決 不倫の慰謝料200万!
東京地方裁判所平成18年9月15日判決 婚姻関係を破綻させたなどとして,不貞行為に慰謝料200万円の支払を命じた事例 事案の概要 夫が彼女を妻がいないときに家に連れ込んでベッドで寝ていたところを妻に見つかってしまった事案 主 文 1 被告...
9月14日の判決 未成年者の事故は親も責任
9月14日の判決 未成年者の事故は親の責任 東京地方裁判所平成22年9月14日判決 問題の所在 12歳の子供が引き起こした自転車事故につき,単身赴任中の父親や子供と生活している母親は責任を負うか。 裁判所の判断 子供の両親は,子供が塾への行き帰りに自転車を利...
9月13日の判決 親亀こけたら子亀もこける。ところが。。。
最高裁判所第2小法廷平成25年9月13日判決 考察 親の借金の保証人となった子供は親が借金を完済しないで亡くなった場合は親の財産を相続するので債務者の地位と保証人の地位を併有するので保証債務の支払いをすると主債務の消滅時効の主張が出来なくなる。 事案の概要 Aは銀...
9月11日の判決 ベビーシッターも労働者
東京地方裁判所平成25年9月11日判決 ベビーシッターも労基法上の労働者とされた事例 問題の所在 労基法116条2項は家事使用人を適用除外しているが、ベビーシッターも家事使用人として労基法の適用除外になるのではないか。 裁判所の判断 労基法116条2項が家事使用人を適用除外とした趣旨は,その労働が一...
9月10日の判決 司法書士による弁護士法違反
考察 140万円を超える過払裁判は司法書士に依頼することができません。 依頼者から印鑑を預かって作成した書類は依頼者の代理人として司法書士が作成したものであり、依頼者本人が作成したものではありません。 前提事実 乙山司法書士は、多数の依頼者の依頼を受けて過払金返還請求事件を取り扱ってきたものであるが...