証拠の確保
残業代がもらえないといって嘆いていても,会社が残業代を支払ってくれるわけではありません。 また,残業代を請求したいと思っていても,一体いくら請求できるのか明らかにならなければ,会社も裁判所も相手にしてくれません。 そこで,残業代の請求に当たっては,残業代算定の裏付けとなる労働時間管理記録,業務日誌,...
4月1日生まれが、早生まれになるのはなぜ?
もうすぐ入学式。 新年度は4月1日に始まるのに、なぜ4月1日生まれは早生まれで、学年が一個上になるのでしょうか? これ、実は年齢計算ニ関スル法律及び民法と関係するんですね。 年齢計算ニ関スル法律 1 年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス 2 民法第百四十三条 ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス 民法第143条 ...
法内残業
所定労働時間を超えるが法定労働時間を超えない労働をいいます。 たとえば,所定労働時間が7時間,7時間30分働いた場合,所定労働時間は超えているが法定労働時間(8時間)は超えていないので労基法上の問題は生じません。
休日労働
法定休日における労働をいいます。 なお,休日労働が8時間を超えても時間外労働とはなりません。また,法定外休日における労働は休日労働にはあたりませんが,週の法定労働時間を超える場合,超過部分は時間外労働となります。 法定休日は日曜日,法定外休日が土曜日の週休二日制を敷いている場合に,週40時間以上労働...
深夜労働
深夜労働時間帯(原則22時から5時まで)の労働に対しては,それが所定労働であっても残業であっても深夜労働に対する賃金の割増請求が認められております。 これについては、残業代が認められていない管理監督者も同じく割増賃金を請求することができます。 なお、残業として深夜労働した場合には別途残業に対する割増...
36協定
時間外労働・休日労働に対し,労働者の過半数を代表する労働組合等との間で書面で協定を締結し,労基署長に届け出て初めて例外的に時間外労働・休日労働が可能となります。 なお、36協定を締結していても、それだけでは時間外労働をさせることができず(労基署からの免罰効果しかない)、時間外労働をさせるには、協定以...
時間外労働(法外残業)
法定労働時間を超える労働をいいます。 変形労働時間制の場合には,所定時間を超え,かつ,法定時間を超える時間をいいます。
作業準備・整理等を行う時間
業務の準備行為等を事業所内で行うことを使用者から義務づけられ,または,これを余儀なくされたときは,特段の事情がない限り,労働時間にあたります。 例えば,作業服及び防護服の装置及び更衣,準備体操場までの移動,始業時間前の資材の受け出し,及び散水,実作業の終了後の作業服等の離脱の各時間について労働時間制...
労働時間
使用者の指揮命令下で労働力を提供した時間。 使用者の指揮命令下に置かれたものと評価できるか否かがポイント。 労働契約,就業規則,労働協約等の定め如何によって決定されるものではありません。
労働時間の原則と例外
1 原則 ① 法定労働時間 1日8時間,週40時間。 ② 休日 週1回以上。 ③ 労働時間の算定基準 実労働時間で算定。 2 例外 ① 法定労働時間 残業,変形労働時間制 ② 休日 休日労働 ③ みなし時間制 実労働時間に関わりなく,予め定め...