熟年離婚と熟年再婚

ここ10年間の同居期間25年以上の熟年夫婦の離婚が2倍以上に増えているとテレビで放映されていました。

同居期間30年以上に限って調べてみると、3倍近くになっているようです。

これは離婚全体の増加率の2倍にもなりますし、そのほとんどが妻からの申し立てによります。

年金分割制度やご婦人方の経済的自立が熟年離婚を後押ししているようですが、離婚が増えるということは熟年の独身者が増えるということになるわけで、それに伴い、新たに熟年カップルの再婚も増えているようです。

熟年カップルの再婚の場合、お子様たちも育ち上がっているので、夫婦二人だけで第二の青春を謳歌できると思われがちですが、お子様たちから財産目当てと思われているかもしれないといった強迫観念で再婚に踏み切れない場合も聞き及んでおります。反対に、一時の盛り上がりで再婚したはいいが、その後後悔し、離婚したいが、相手が応じてくれないので離婚できず困っているというケースもあります。

こんなとき予め結婚契約書を作成しておくと、懸案事項を取り除くことができるのではないでしょうか。

とりわけ、相手方が亡くなったときの財産管理などについて、自分たちだけでなく、子供達にもわかる形にしておく方が、夫婦間、親子間の不信感を取り除くことができ、みんなに祝福された結婚生活を送ることができると思います。